スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
│posted at --:--:--│
2005.12.03(土)

ハゲ。

あのね、
先に言っておくけど、
ハゲってさ、
結構屈辱的な言葉な訳。

それともう一つ。
小さい子ってさ、
もう何でも思うがままじゃん。
あれって、
時として、
テポドン位の威力持ってる訳。

コレを踏まえて。

今日バイクで走っていると、
やけに道が込んでいました。
いわゆる渋滞ってヤツです。
ふと前方に赤い回転灯を確認しました。
あぁなるほどね。
コレはいわゆる事故渋滞ってヤツです。
胸が躍ります。
こんなん大好き。
他人の不幸は蜜の味。
本当は、
バイクに渋滞なんて関係ありません。
横を抜けりゃいいのです。
が、
時間にも余裕があったモンで、
オレはワザと渋滞の列の中に混じり、
事故現場近くだけはゆっくり通過することにしました。
もうわくわくです。
ランドかシ-か位の話です。
しかし、
残念なことに、
現場は割りと小さな規模のもので、
軽トラックと原付の小さい事故、
状況からいって、
左折の巻き込み?
かなぁ?
ってな感じでしょうか。
まぁ、
これ位なら、
と、
颯爽と横から飛び出して、
渋滞脱出を図りたかったのですが、
赤信号。
しげしげと、
現場を眺めることにしました。
メット被ったおっさん、
多分原付の人だ。
なんだ歩けるのか。
元気じゃん。
なんとなく眺めていたオレのまさに真ん前で事件、
いや、
事故というか2時災害が起きました。
なんだか、
おっさんが警察と話してて、
で、
ふと、
そう言えば的にね、
メットを取ったのね。
そしたら、
次の瞬間!
おっさんイキナリしゃがみこんじゃってさ。
カク!!
って。
うわどうした?
おっさん大丈夫か?
もう赤信号待ちの渋滞の車の視線はおっさん独り占めだよ。
みんなもう救急車待ち。
心の中でね。
いつ?
いつピ-ポ-って来るの?
何なら立ち会うしっ!
前の車なんて窓開けたしね。
子供の声がする。
でもね、
大丈夫?って思った次の瞬間には、
おっさんスクって、
何事も無かったかのように立ち上がった。
なんだか、
ざわついた気がした。
いや、
でもさ、
うん、
何事も無かったよ。
無い無い。
みんなの視線は、
哀愁を帯びた同情の視線に変わった。
会話をしていた警官までも。
でも目は離せない。
いつまたスキャンダラスな彼に、
フライデ-的なことが起こるか!
みんな期待してるはずだ。
だって、
見ちゃったもん。
メット取ったときはツルッパゲだったはずなのに、
立ち上がったら生えてらっしゃる。
(…ズラだ)
慌てたんだろうね、
生え際ありえないし、
プラスチックみたいだし。
さりげなくバイクのミラ-でチェックすんなよ。
堂々としてくれ!
逆に怪しいからさ。
あぁ、
笑いてぇ、
腹から声だして言いてぇ、
は-げ。
はげはげ。
でもね、
彼、勢い良くしゃがんだ訳。
そう、
まるでさ、
あんなん中学生の時、
エロ本バレた-!!!
位のリアクションな訳。
そこまで態度で示されたらさ、
もう、
我慢するしか無いじゃん。
そう、
今日は彼の厄日。
もう十分に彼は傷ついた。
事故った上に、
ズラが公衆の面前で取れる。
最悪じゃん。
家帰ったら、
浴びるほど酒呑んでフテ寝するしかないもん。
なんにせよ、
いいもん見れた。
この信号が変われば、
またオレは走り出すだけさ。
でも、
オレの優しさは脆くも無意味と成る。
もう、
超でっけ-声で、
『おと-さん!!見た見た?
今毛が生えたよ~!!』
無邪気だ。
無邪気な悪魔が居る。
前の車だ。
台無しじゃん!
みんなの気遣い。
てゆ-か、
フツ-にしゃべってるじゃん。
お前ら窓開けっ放しなの忘れてねぇ?
こんなにクソ寒いのに。
忘れる訳は無いか。
え?
じゃ、じゃあ…
ワザと?
さ、サイテェ~
『あ-あれがズラなんだ-、
じゃ、
あの人ハゲだね~(あはは~)』
無邪気な声って恐ろしい。
オマエん家はお笑い見すぎだ。
コレはボケじゃなくてリアルなんだよっ!
ちょっと腹たった。
原爆がオレの前から放たれ、
オレの横に落ちたよ。
お巡りさんが一番困ってた。
おっさんは被爆した。
間違いなく被爆した。
被爆してるのに生きてる振りしてる。
認めたくないんだよな。
間違いなく聞こえてるのに、
おっさんは聞こえない振りしてる。
いや、
自分のこととは思いたく無いんだろう。
もう超シカト。
そして、
一切こっちを見ようとしない。
なんだか悲しくなってきた。
その気持ちよく判るっ。


痛いっ。

やがて信号は赤から青へ。
事故地点を抜けると、
流れも良くなりスピ-ドに乗ってきた。
ため息が流れる風に乗り消えてゆく。
イタタマレナイ気持ちでいっぱい。
おっさん今日は枕を濡らすんだろうな。
かわいそうに。
…オレは叫んだ。

はげ-
は-げはげ
はぁげ~!!

風が気持ちよく感じた瞬間。
今日もオレは生きている。
スポンサーサイト
│posted at 20:37:00│ コメント 0件トラックバック 0件
≫コメント 
≫コメントを書く







 削除や編集のときに必要です。
管理者にだけ表示を許可します。
≫トラックバック 
●この記事へのトラックバックURL

●この記事へのリンクタグ
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。